こんにちは。
子どもが風邪を引いた時。
いつも悩むのは病院を受診するタイミング。
今回の記事では、症状別の受診が必要な目安をまとめます。
すっかり涼しくなり、秋らしくなりました。
朝晩の冷え込みが気になるのですが、娘はなかやか布団のなかで寝てくれません。。
そのせいか風邪を引いてしまったようで、咳をして鼻水を出しています……。
熱が出たとき
普段からお子さんの平熱を知っておき、発熱以外の全体の様子も見ながら判断します。
子どもは平熱が高いため、37.4°Cくらいまでは平熱と考えてよいでしょう。
こんなときはどうするの?
- 少し熱がある(37.5〜38°C)
- 発熱が38.5°Cくらいまでで、いつも通り遊んでいるかスヤスヤ眠っている
→ しばらく様子を見ましょう(心配であれば診療時間内にお医者さんへ)
イオン飲料などを飲ませ、熱のために失われる水分を補いましょう。
上手に水分が取れずに、おしっこの量が減ってくるなどの「脱水」が疑われる症状が現れた場合には、早めに病院を受診しましょう。
こんな熱には要注意
- 発熱が39°C以上で機嫌が悪く、ぐったりしている
- けいれんがおさまらない
- 頻回の下痢や嘔吐がある
- 顔色が悪い、呼吸がおかしい
- 生後3ヶ月未満の乳児
→ すぐに病院を受診しましょう(急を要する場合もあるので、夜間救急を利用しましょう)
家庭でできること
- イオン飲料などを飲ませ、熱のために失われる水分を補う
- 頭、首、両わき、脚の付け根(太い血管が集まっているところ)を冷やす
- ぬるま湯で絞ったタオルで体を拭いてあげる
- 熱が38.5°C以上あってつらそうな場合は、解熱剤を使ってみても良いでしょう
- ぞくぞく寒気がするうちはあたためてあげます。
手足が温かくなったら、それは体温が上がりきった合図なので、汗を拭いてあげたり薄着にして冷やしたりしましょう。
せきがでるとき
せきには、風邪や気管支炎などの病気が原因のものと、ほこりなど異物が入り込んで起きるものとがあります。せきの様子、全身の状態をよく観察しましょう。
こんなときはどうするの?
- せきはあるが、機嫌がよく食欲もある
- 時々コンコンというせきが出る
- のどがヒューヒュー、ゼーゼーしているが苦しがっておらず、横になって眠っている
→ しばらく様子を見ましょう(心配であれば診療時間内にお医者さんへ)
こんなせきには要注意
- 発熱し、何度もせきこんでぐったりしている
- 顔色や唇の色が悪い
- せき込みが激しく息苦しそう、呼吸が早く浅い
- 乾いた激しいせき、ケンケンというような状態の甲高いせきをしている
- 乳児が呼吸を止めたりする
→ すぐに病院を受診しましょう(急を要する場合もあるので、夜間救急を利用しましょう)
家庭でできること
- 食事がとれない時でも、痰が切れやすくなるように水分だけはたくさん飲ませましょう。
- 気温の急激な変化を避けましょう
- 部屋の加湿をしましょう。湿ったタオルや洗濯物を干すのもオススメです
下痢をしたとき
下痢をしたらいつもの便と違う点をよく観察しましょう。
・におい(すっぱいにおい、腐ったようなにおい)
・状態(血液や粘液が混じっているか、赤っぽい便、白っぽい便、クリーム色の便、どろどろの便、水様便)
※便を保存して受診するのもオススメです
・一日の回数
便の状態だけではなく、発熱や発疹などの全体の状態を観察することが大切です。
こんなときはどうするの?
- 下痢の回数が一日5回以下
- おしっこが普段と変わりなく出ている
- 熱がなく、機嫌が良い
→ しばらく様子を見ましょう(心配であれば診療時間内にお医者さんへ)
こんな下痢には要注意
- おしっこが出なくなった
- 下痢の回数が多く、ぐったりとしている
- 高熱、嘔吐、強い腹痛を伴う
- 便の色がいつもと違う
→ すぐに病院を受診しましょう(急を要する場合もあるので、夜間救急を利用しましょう)
家庭でできること
- おしりがかぶれないように、おむつ交換のときなどによく洗ってあげましょう。
(便は強い酸性なので、おしりに残っていると荒れてしまいます。霧吹きなどで洗い流した後に優しく拭いてあげると良いでしょう - 排泄物の始末をした後は手を石鹸で良く洗い、家庭内の感染を予防しましょう
吐いたとき
吐いた時には慌てずに様子を観察しましょう。
(何回吐いたのか、急に吐いたのか、せきをした後で吐いたのか、吐いたものはどのようなものか、など)
腹痛や頭痛はあるか、熱やお腹の張り、機嫌や食欲、下痢など、全身の状態を観察します。
こんなときはどうするの?
- 吐いたが食欲があり、機嫌も良い
- 吐き気が止まった後、水分が飲める
- 下痢、発熱などがなく、全身状態が良い
→ しばらく様子を見ましょう(心配であれば診療時間内にお医者さんへ)
こんな嘔吐には要注意
- 続けて何度も吐いている
- 吐いたものに血液や胆汁(緑色)が混じっている
- ひきつけを起こしたり、意識がぼんやりしたりしている
- 強い頭痛や腹痛を伴う、熱が高い
- キーっというような激しい泣き方をする
- おしっこが長時間出ていない
→ すぐに病院を受診しましょう(急を要する場合もあるので、夜間救急を利用しましょう)
家庭でできること
- 吐いたものが気管に入らないよう、身体を横向きに寝かしましょう
- うがいができる場合はうがいをしましょう
- 吐き気が止まったら、水・イオン飲料などを少量ずつ様子をみながらとりましょう。
4~5回飲んで、気分が悪くなければ、朝まで様子をみても良いでしょう
症状が出たタイミングにも要注意
例えば、せきや鼻水が続いていて、発熱をした場合。
発熱は普通、風邪の引き始めに起こるものなので、それはせきや鼻水の風邪が悪化して発熱をしたというわけではないそうです。
考えられる原因は、違う風邪をもらってしまった場合や、ばい菌などが体内に入ってしまった場合など。
ばい菌などが入ってしまったケースでは、適切な治療を受けなければ重症化する可能性があります。
いろいろな症状が出てきてしまっている場合には、一度病院で診てもらうと良いと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
お子さんの体調を崩したとき、どのように対応をしたらよいのかいつも悩みます。
私は、昨日、咳や鼻水が少し辛そうだったので娘を病院に連れて行きました。
そこで先生に言われたのは「早く病院に連れてきて悪いことはないので、心配だったら病院に来てください」ということでした。
まだ言葉が出ないお子さんは特に、ママ一人の判断は心配だと思うので、気になる症状があるときは病院で診てもらうことをオススメします。
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