【FPなおママ①】現役ファイナンシャル・プランナー(FP)が「お金」を通じて我が子に伝えたいこと

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ママの生き方をテーマにした「ママとなり(ママ+人となりの造語)」。
今回はファイナンシャル・プランナー(FP)として活躍する、
「FPなおママ」こと前田菜穂子さんにお話を伺いました。

前田さんはプライベートでは2歳の娘さんを持つママ。
ファイナンシャル・プランナー(FP)としてのお仕事や、子育てに関して、そして我が家の家計相談まで、盛りだくさんの内容です。
第1回となるこちらの記事では、前田さんがファイナンシャル・プランナー(FP)としてどのような活動をされているのか、目標としていることを紹介いたします。

■ 第2回、第3回の記事はこちらから
>>第2回:子どもの「買って買って攻撃」に悩んだら
>>第3回:お金のプロに聞く、上手なお金との付き合い方

ママ + ファイナンシャル・プランナー(FP) ~前田菜穂子さんの場合①~

ファイナンシャル・プランナー(FP)とは?

(筆者)
まず最初に、ファイナンシャル・プランナー(FP)とはどのようなものですか?
(前田さん)
ファイナンシャル・プランナー(FP)とは、くらしやお金の相談ができる「家計のホームドクター(お医者さん)」です。
一口にお医者さんといっても内科や外科・総合的に診てくれる町医者さんなどがあるように、ファイナンシャル・プランナー(FP)にもいろいろなタイプがあるのですが、私が目指しているのは「町医者さん」のような感じです。
「ちょっと頭痛がするな」と感じた時にいきなり脳外科にはいかないで、まずは近時のかかりつけ医に診てもらいますよね。
とりあえずどこが悪いのか分からなくても、なんとなくお金に不安や悩みを感じた時点で気軽に相談しにきてほしいんです。
そこで私が診断を下せることもありますし、手に負えないくらいの重症だった場合には、もっと大きな病院、つまり専門家を紹介することもあります。

(筆者)
なるほど。
ファイナンシャル・プランナー(FP)に相談というと、なんだかハードルが高く感じてしまっていたのですが、もっと気軽に相談しても良いのですね。
ファイナンシャル・プランナー(FP)にはどのようなことを相談できるのですか。
(前田さん)
ファイナンシャル・プランナー(FP)には「社会保障&ライフプランニング」「保険」「税金」「金融資産運用」「不動産」「相続」の6つの専門分野があるのですが、
先ほどのお医者さんの話で内科・小児科と専門分野が分かれるように、ファイナンシャル・プランナー(FP)にもそれぞれの得意分野があるんです。
私はその中でも「ライフプランニング(将来設計)」を得意としています。

ファイナンシャル・プランナー(FP)を目指すようになったキッカケ

(筆者)
ありがとうございます。そんな幅広い知識を扱うなんて……。
前田さんは元々そのような話に詳しい方だったのですか?
(前田さん)
いえいえ、そんなことないんです!
私は大学卒業後、小売業に勤めていました。
29歳で結婚した後もキャリアを捨てるのが嫌で、バリバリと仕事を続ける道を選びました。しかし家庭との両立が難しく、主人ともすれ違いの生活になってしまい結婚5年目に退職したんです。
自由と引き換えに感じたのは「お金の不安」でした。その時は自分自身のためにファイナンシャル・プランナー(FP)の勉強を始めたんです。

ファイナンシャル・プランナー(FP)の勉強を進めていく中でライフプランを知り、将来の見通しを立ててみることで、
これまでは「とりあえず働かなくては生きていない」と思ってバリバリ働く道を選んでいたのですが、常に全速力で働き続けなくても良いということに気が付いたんです。
なので私と同じようにいつも頑張りすぎてしまっている女性がいたとしたら、
叶えたい夢・目標に向かうには、時には歩いたり走ったり、ペース配分が大切なんだよ、ということを伝えたいなと思いファイナンシャル・プランナー(FP)として働く道を選びました。

ファイナンシャル・プランナー(FP)としての活動内容

(筆者)
私も含め、きっとそのような悩みを持つママは多いですよね。
現在、前田さんはファイナンシャル・プランナー(FP)としてどのような活動をされているんですか?
(前田さん)
私が一番伝えていきたい相手は「新婚さんから小学生までのお子さんを持つ家庭の主婦」なので、家計診断子どもにお小遣いの上手な使い方を教える活動をしています。
「主婦の働き方相談」では、お客様のご自宅や近くのカフェなどで一対一でお話を伺います。
子育て資金・マイホーム資金・老後資金・日々の家計・貯金などについての希望をじっくり伺い、どれだけ働くか(扶養内?扶養を外れてバリバリ働く?子供が小さいうちは家にいたいけど、それでも大丈夫?など)について最適な解決策を探すお手伝いをします。
「親子おこづかい教室」は、市役所などの主催で大きな会場で行うこともありますし、親子3組集まれば出張開催もしています。
ゲームやシールを使って、小学校に入る前の小さな子でも楽しく金銭感覚を学べるよう工夫しています。

※ 「親子おこづかい教室」については、第2回の記事中でも紹介しています。

ファイナンシャル・プランナー(FP)として、ママとしての目標

(筆者)
少し難しい質問になってしまいますが、前田さんはファイナンシャル・プランナー(FP)としての目標はありますか?
(前田さん)
いま一緒に活動してるファイナンシャル・プランナー(FP)の中に高校生~小学生の3人のお子さんを持つママがいるのですが、彼女は教室を自分の子どもと一緒に開いているんです。子どもがセミナーの参加者さん(=子ども)にお金の上手な使い方を教えているんです。
親子で一緒の目標に向かって社会貢献している姿がすごく素敵で、私もそうなりたいなと思っています。
(筆者)
子どもが子どもに教えるなんてすごいですね。
(前田さん)
そうなんです。私は初めて会った時にはまだ中学生だったんですが、本当にしっかりとしているので大学生のアルバイトかと思ったほどです(笑)
親の仕事に関わる中で、責任感、人当たり、物怖じのしなさなど、まさに「生きていく力」を身につけているように感じます。
そのことが彼女の教育方針が間違っていなかったんだという証明になっていると思いました。

(筆者)
ファイナンシャル・プランナー(FP)としての目標の先に、なりたいママとしての姿があるような感じですね。
(前田さん)
そうですね。私がファイナンシャル・プランナー(FP)として働く姿から、自分で計画を立てて結果に対して責任を持つことだとか、自分の意志を持つ大切さというものを子どもに伝えていきたいんです。
とりあえず目の前のことをやっていく、という方法もありますが、やっぱりゴールとか夢をちゃんと描いてそれに向かって進んでいってくれたらなと思います。

(筆者)
なるほど。ファイナンシャル・プランナー(FP)として子どもに伝えたいことは、お金の上手な使い方という部分だけではないんですね。
(前田さん)
子どもがお金の上手な使い方を学ぶのは、お小遣いを通してだと思います。
お小遣いというものは限られた予算の中で何が欲しいのかを自分に何回でも問いかけて、本当に欲しいものを見極めていくすごく良いトレーニングになると考えています。

世の中ではお金の教育は誰もしてくれませんよね。
大人になって仕事に就いて結婚して……。突然まとまったお金を手にするようになって、生活をしていかなくてはならないんです。
その中でいろいろな悩みや問題を抱えることになるはずですが、
自分の価値観にしっかりと向き合う力が身についていれば、自信を持って「選択」していくことができます
娘にはその力を、子どものうちから何度も失敗を重ねながらも身につけていってほしいなと思います。

後書き

お話をしている中で前田さん自身がしっかりと目標を持って人生を歩んでいる姿が見えてきて、とても素敵だなと感じました。
私も自分の姿からどのようなことを子どもに伝えたいのか、改めて考えてみたいなという気持ちになりました。

■ 第2回、第3回の記事はこちらから
>>第2回:子どもの「買って買って攻撃」に悩んだら
>>第3回:お金のプロに聞く、上手なお金との付き合い方

プロフィール写真(FPなおママ)【前田 菜穂子(まえだ なほこ)さん】
「親子おこづかい教室」のFPmamaFriendsに所属。転勤族の妻であり不妊治療を経て子宝に恵まれた経験を活かし、相談者の悩みに寄り添った家計診断が好評。
1級ファイナンシャル・プランニング技能士/CFP®認定者/一種証券外務員
ブログ:FPなおママの「夢をかなえるお金の使い方」
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