【川崎病体験記③】入院→治療スタートしました【入院1〜3日目】

川崎病入院1~3日目の経過 川崎病

娘は1歳3ヶ月の頃に川崎病と診断され、入院することになりました。
娘の入院中の様子をいくつかの記事に分けてまとめます。

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入院1日目:発症5日目

娘の入院が決まり、病棟に移動したのは夜22時ごろでした。
治療は翌朝からかと思いきや、直ちにγグロブリンの点滴が始まりました。
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献血ヴェノグロブリン IH5% 2.5g(150ml)
約24時間をかけて、7本を投与
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γグロブリンの投与中はモニターを付けて心拍数・呼吸量などを常に監視していきます。
娘の場合、軽度の脱水が見られたので、
ソルデム(ブドウ糖・塩化ナトリウム・L-乳酸ナトリウム)も同時に点滴をすることになりました。
また、アスピリンの服用も始まりました。もともと飲ませていた抗生物質は飲ませないことになりました。
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アスピリン 270mg
1日3回に分けて、毎食後に服用
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娘の様子

依然として39°C台の熱が続き、ぐったりとしています。
泣き声もか細く、起き上がる元気もありません。点滴もジッと我慢していました。
唇が切れて血が滲み、手足や首のリンパ腺が少し腫れていましたが、娘は手足やBCGの腫れはあまりひどい方ではなかったと思います。
川崎病入院1日目の様子
時折グズってはおっぱいを与えて夢の中に、をずっと繰り返していました。

入院2日目:発症6日目

あんなに下がらなかった熱が、朝には37.3°Cまで下がっていました。午後になると平熱の36.8°Cまで下がり、その後は上がることはなかったです。
この日は現時点で冠動脈瘤ができていないか確認をするために、心臓のエコーと心電図の検査を受けました。
γグロブリンの点滴が、24時前に終わりました。

検査結果

心臓のエコー、心電図ともに異常はありませんでした。とりあえず一安心です。

娘の様子

あんなにぐったりとしていた娘が、熱が下がったおかげで起き上がって一人座りできるようになりました。
点滴のチューブで遊び始めてしまって少し困りますが、遊ぼう!と思えるくらいに回復したことが嬉しくて涙が出そうです。
ただ、食欲はなくて水分もほとんど取れていません。母乳だけは飲んでくれています。ゆっくり良くなってくれればと思います。
夜になると、唇はまだ腫れていますが、手足の腫れは引いたように感じます。

この晩は、慣れない入院生活で、一晩中泣き続けていました。
γグロブリンの点滴が終わってからは、娘を抱っこしてずっと病棟内を歩き回っていました。

入院3日目:発症7日目

γグロブリンの点滴は終わりましたが、水分がほとんど取れていないのでソルデムの点滴は続けることになりました。
でも、γグロブリンの点滴が終わりモニターが取れた分少し身軽です。
熱は37.2℃でした。
この日、2度目の血液検査を受けてγグロブリンの効果を見ました。

検査結果

≪血液検査の結果≫

  • CRP(正常値0.0-0.3):13.3 → 7.9
    → 炎症や組織細胞の破壊が起こると血清中に増加するタンパク質
  • 白血球数(正常値3000-9000):17640 → 10510
    → 増加は炎症や細菌感染、減少は体の防御反応

まだまだ数値は高いですが、前回よりはだいぶ下がりました。
この結果から、γグロブリンの点滴の効果が表れていると判断できました。

娘の様子

昼間は機嫌よくベッドの上で遊んでいました。
1口、2口、少しずつですが、食べられるようになりました。おっぱいは欲しがるだけあげています。
泣き声が大きくなり、看護師さんや医師を嫌がって暴れる力が戻りました。
入院中は回診やバイタルチェック、ベッド掃除、ゴミ回収などでベッドに近づいてくる人が多く、その度にギャン泣きをするので大変です。
昼間は眠そうにしているのに寝かそうとすると泣いてしまい、ほとんど昼寝もできていなかったため、夜19時前に夢の中へ。
でも23時前には起きてしまい、明け方まで抱っこしていると寝るのに、降ろすと泣いて起きるの繰り返し。諦めて抱っこ紐で抱っこしたまま少しだけママも休みました。

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