1歳3カ月の娘が経験した『川崎病』
今回の記事では、川崎病がどのような病気なのかを紹介します。
川崎病はどんな病院?
川崎病は0~4才の子どもに多く、特に1才前後の赤ちゃんがかかりやすいと言われています。
最近では、新型コロナウイルスに感染した子どもが「川崎病」に似た症状になったとの報告が欧米で相次いで話題となりました。
正式名称は「小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群」。発見者である川崎富作医師の名前にちなんで川崎病と呼ばれています。
全身の血管に炎症が起こる病気で、原因は未だ分かっていません。
最初は発熱、鼻水などの風邪のような症状から始まりますが、次のような症状が現れたら注意が必要です。
どのような症状が現れるの?
《主な症状》→娘の場合
- 発熱:5日以上続く、通常の解熱薬では下がらない
→ 一致。39℃以上が5日続いた。解熱剤を使っても熱がほとんど下がらなかった。 - 両眼の充血:白眼が赤くなる
→ 一致。 - イチゴ 舌ぜつ:舌の表面に赤いブツブツ。唇も赤く腫れる。
→ 一致。唇が腫れて出血していた。 - 発疹
→ 一致。BCG跡が赤く腫れるのが特徴的。 - 四肢末端の変化:手足が硬くはれる。回復期は手足の皮膚がペロンとむける。
→ 少し一致。手足の浮腫みはあまりなかった。 - 首のリンパ節の腫れ
→ 一致。そんな酷くはなかった。
▽症状が現れていたときの娘の写真
6項目中5項目に当てはまれば川崎病と診断されます。
※血管が炎症を起こしているため、血液検査を行うとCRPと白血球の値が異常に高くなっていることからも判断できます。
冠動脈瘤に注意
川崎病を発症すると、稀に心臓に血液を送り込んでいる冠動脈という血管に瘤(こぶ)ができることがあります。
冠動脈瘤ができ血液の流れが悪くなると、心筋梗塞を起こし命に関わることもあります。
そのため、川崎病の疑いがあるときには心臓のエコー検査が可能な病院に入院し、血液がかたまらないような薬を服用しながら慎重に経過を観察します。
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