ママ看護師の語る「抱っこ」の話

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こんにちは。
子育てをしていると、お子さんを抱っこしている時間がとても長いですよね。

今回、近所の保育園の子育て支援ひろばにて、
保育園に務める看護師さん(二児のママ)による「抱っこの話」を聞く機会があったため、内容をまとめたいと思います。

私も娘が小さかった頃は「下におろすと泣いてしまうから」と一日中抱っこをしていたような気がします。
それでも自分の「抱っこ」の仕方が正しいのか、と言われると自信がありません。
むしろ、私が抱っこしても泣き止まなかった娘がおばあちゃんが抱っこした瞬間に泣き止むこともあって、私の「抱っこ」の仕方は下手なのかなとずっと悩んでいました。

抱っこやおんぶがもたらす利益

抱っこやおんぶというと、どうしてもお子さんを運ぶ“輸送手段”と捉えがちで、必要に迫られて抱っこをしているママも多いと思います。
しかし、抱っこやおんぶにはお子さんにとって大きな意味があることをご存じでしょうか。

  • 身体を育てる:しがみつく、揺られる
    → 抱っこをされているとき、赤ちゃんは手足でママに頑張ってしがみつきます。それが手足を鍛えることにつながっています。
    また、抱っこをした状態でママが動くと適度に揺られ、それが体幹(バランス感覚)を育てることにつながっていき身体を整えることになるです。
  • 「見る」ことで「真似る」
    → ママがおんぶの状態で家事などをしていると、赤ちゃんはママの肩越しにいろいろな景色を見ることができます。
    例えば、お料理をしているところを眺めたとすれば、はじめに手を洗うところから、材料を切ったり鍋で調理をしたり、お皿に盛りつけたり、その一連の動作を「見る」ことができます。
    そしてそのことが手の洗い方を覚えることや、ままごとにつながるそうです。
  • 母子のコミュニケーション
    → ママとくっ付いて同じ体験をすることで母子の絆を育て、「守られている」という安心感も育まれていきます。

家事の間ずっと構ってあげられず、寝かせっぱなしやリクライニングになってしまうこともあると思います。
私も実際そうでしたし、仕方がない部分もあると思いますが、
誰も近くにおらず「何をしても相手に届かない」という感覚はがあると、積極的に何かをしようとする気持ちを芽生えなくなってしまいます。
肩こり・腰痛などで悩むママも多いと思いますが、できる限り抱っこやおんぶをして赤ちゃんと同じ時間を過ごすことが大切です。

正しい赤ちゃんの抱き方

正しい抱っこの仕方については、左右対称Cカーブを意識すると良いそうです。
おなかの中にいる格好をイメージしていただくと分かりやすいでしょうか。
赤ちゃんの背骨が曲がり頭からおしりにかけてカーブを描く姿勢を保持すると、赤ちゃんにとって快適です。
中には赤ちゃんの股に腕を差し込んでお尻を支えて抱っこするママもいるかと思いますが、そうするとへそを中心に身体がねじられ、左右対称のバランスが崩れてしまうので避けた方が良いでしょう。

首すわり前でも縦抱きできる

首が座る前でも、頭が後ろに倒れないように支えてあげれば縦抱き(コアラ抱っこ)をしても構いません。
縦抱きでいつもと違う重力がかかることで、赤ちゃんの体幹をまっすぐに整える働きもあるそうです。

疲れにくい抱っこの仕方

疲れてくるとだんだん赤ちゃんが下にずり落ちてしまうと思いますが、そうなると肩や腕に余計に負担がかかります。
抱く人が高い位置で自分の身体に寄り添わせるようにすると負担が少なく疲れにくくなるそうです。

抱っこ紐(エルゴなど)の注意点

エルゴなどを使って抱っこやおんぶをする際は、正しい使い方をしないと肩や腰に負担がかかりますし、思わぬ事故や股関節脱臼などの怪我にも繋がります。
エルゴなどを使う場合には、下記のポイントに注意をしましょう。

  • 腰ベルトはおへその位置
    → 街中でよく腰ベルトが下がり恥骨あたりで支えているママを見かけますが、その使い方は誤りです。
    おへその位置で腰ベルトを止めて赤ちゃんが高い位置にくるようにしましょう。
  • 胸ストラップは肩甲骨付近、両脇ベルトのたるみをなくす
  • → 両脇のベルトもしっかりと締め、赤ちゃんの姿勢がCカーブになっていることを意識しましょう。
    そのようにすると赤ちゃんのおでこがママの顎あたりまでくると思います。
    「抱っこ紐を使うときは、赤ちゃんのおでこにキスができる距離」であることがポイントです。

  • 赤ちゃんの足がM字になっている
    → 赤ちゃんの足が内側に入ってしまった状態で抱っこやおんぶを続けると、股関節脱臼の危険があります。
    赤ちゃんの足が抱っこ紐の外側にちゃんと出ていて、M字になっていることを確認しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
抱っこの持つ意味を知り、泣いているから何となく抱っこをするのではなく「この時間が赤ちゃんを育てているんだな」と考えて大切にしたいなと改めて感じました。

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